ラリーストライプを自分で貼ってみよう!という方のために、貼付手順をご紹介します。
簡単な道具さえあれば作業はそれほど難しくありません。インターネットで検索すると、他にも手順の似ているステッカーやウィンドーフィルムの貼り付け方を紹介しているページがあるようですので、そちらも合わせて参考にしてみてください。
※このページを見ても不安な方はプロの業者さんに頼んでみてください。
●用意するもの
霧吹きスプレーボトル・ヘラ(ゴム製・プラスチック製など)・ラインテープ・定規・タオル・カッター・ハサミなど。
最近はホームセンターやカー用品店にウィンドーフィルムを貼るための道具セットが売っているので、それを買うとほぼ一式揃えられます。スプレーも貼り付け用の専用スプレーがあるので、それでもOKです。
まずは貼り付け面をホワイトガソリンやシリコンオフ、洗剤などで脱脂します。油分が残っているとストライプの剥がれる原因にもなりますので、しっかり脱脂しましょう
続いて、貼り付け位置にガイドとなるラインテープを貼ります。明確な基準はないようですが、下のドアヒンジの下端をストライプの下端と揃えるのが多いようです(空冷VW)。定規を使ってキチンと水平が出るようにライン出ししてください。
※ニュービートルはドア下に揃えるだけなのでライン出しは不要です。
ドアヒンジからリアフェンダーまで必ず1本でラインテープを貼ります。
ラインを出したら横や前後から見て、キチンと水平が出てるか確認してください。
※写真では白いテープを使ってますが、出来るだけ自分のボディカラーとコントラストのつく色のテープを使うとライン位置がわかりやすいです。
ストライプをおおまかにカットします。
くれぐれもリタックシート(転写用シート)は剥がさないでください。
さらにストライプギリギリまでカットします。
カットしなくても貼り付け作業はできますが、カットした方が作業性・位置合わせは格段にやりやすくなります。(上側はカットしなくてOKです)
※ギリギリ過ぎてストライプ自体まで切らないように、注意してください。
ラインテープに合わせて、仮合わせをします。
リアフェンダー部分はビンディングの状態によってRが合わない場合もあるので、この時点で確認しておきます。
R部分はビンディングに少し入り込むようにすると、キレイに仕上がります。ただし、入れすぎるとドアへの巻き込みが足りなくなるので、ほどほどにしておきましょう。
New Beetleはプレスのカドを若干逃げたくらいでちょうどいいと思います。
いよいよ貼り付けです。
洗剤を希釈した水の入ったスプレーで、貼り付け面を濡らします。
※洗剤が多すぎる(濃すぎる)とうまく貼れませんので、一般的なスプレーボトルに洗剤1~2滴くらいでいいと思います。
ストライプを台紙から剥がします。
この時、ストライプが切れたり、台紙に残ったりしないように、ゆっくりと剥がします。
ストライプの糊面にも水をスプレーします。
ラインテープに合わせて、ストライプを貼ります。
リアフェンダーとドア巻き込み分がバランスよくなるように位置を出します。
※ストライプとラインテープが重ならないように貼ってください。そうしないと後でラインテープが剥がせなくなります。
だいたいこんな感じでしょうか。
ストライプがずれないように押さえながら、間に入った水をヘラを使って抜いていきます。
ここでしっかり水を抜いておかないと、リタックシートを剥がす時に、ストライプがキチンとくっついてこないので、念入りにやりましょう。
水抜きが終わったら、ゆっくりとリタックシートを剥がします。
貼り付けが弱いとリタックシートにくっついてくる場合があるので、ストライプを押さえながら慎重に。
「beetle」の「b」と「e」の中の小さい点はズレやすいので、慎重に剥がします。
この時、ストライプがリタックシートにくっついてくるようなら、ムリをしないで再度水抜きをしてください。リタックシートは真横に剥がすとストライプを痛める可能性があるので、ちょっと斜め気味に引張ると剥がしやすいと思います。
リタックシートが剥がれました。
ラインテープも剥がしてOKです。
最後にドアへの巻き込み部分を貼ります。
コレで後ろ側の貼り付けが終わりました。
続いて前側の作業に移ります。
後ろと同様に水をスプレーします。
ストライプの糊面にも水をスプレーし、ラインテープと後ろのストライプに合わせながら、位置合せをします。
前側の位置は、ドアの巻き込み分も考慮して、ドアヒンジから0~2mmくらい離すようにします。
くれぐれも前後方向を間違えないように・・・。
ニュービートルは後ろと同様にプレスのカドを若干逃げたくらいでちょうどいいと思います。
再び水抜きです。
面積は後ろより多いですが、細かいパーツがないので、作業は前の方が簡単かもしれません。
リタックシートを剥がします。
剥がした後も、空気が入っていないか確認してください。
ドアの巻き込み部分を貼ったら片側の貼り付け作業は終わりです。
濡れた部分はタオルなどで拭き取りますが、完全に定着するまでは強い力でこすったりしないでください。
反対側も同様の手順で貼り付けます。
反対側も貼り付けて完了です。
イエローのボディに黒のストライプで締まった感じになり、オーナーも大満足のようでした。
ご協力頂いたKさん、ありがとうございました。