D-StyleではCADデータの利用やストックデータの流用、独自のテクニックなどで効率的にCG制作を行い、コストダウン・納期短縮を実現しています。
ここでは、建築物を例に、CG制作工程の一部をご紹介を致します。
⇒ その他の3D CG作例はこちら制作するCGの内容・形状・材質・納期・予算etcを打合せし、詳細決定後、必要な図面・CADデータ・資料をお預かりします。
今回はCGパースと建設予定地の写真合成を制作することになりました。
お客様からお預かりしたCADデータをCGソフトにインポートします。
CADデータを利用することで、モデリング時間を短縮することができ、形状の正確さも増します。
また、CADデータが無い場合も下絵はCADで行い、極力モデリングを省力化します。
CADデータは、AutoCAD(dxf・dwg)・JW-CADなどに対応しています(お客様側で変換していただくことで、他CADソフトのデータも使用できます)。
インポートしたCADデータを元にモデリングしていきます。
今回は正面がメインなので、見えない背面や室内は細部までモデリングせずに時間の許す限り、正面周りのディティールアップに力を注ぎます。
建物の大まかな形状が出来たら、材質・色彩の設定、植栽や小物の配置、カメラアングル・照明の設定をして細部を詰めていきます。
小物部品や材質設定などは、ストックしているデータを流用し、ここでも作業の効率化を図ります。
モデルが完成したら全体・細部の画像をお客様にメールで送り、形状・色・素材などを確認してもらいます。
微修正を加え、最終モデルが完成したら、建設予定地への写真合成に移ります。
お客様に用意していただいたデジカメで撮影した画像(アナログ写真の場合はスキャニング)を読み込み、写真に合うようにCGモデルのカメラ・照明を設定して、合成用画像を作り写真と合成します。
このように、建物単体ではわからなかった周りとのバランスなども、写真合成を行うことでより現実的な比較・検討が可能になります。
今回は画像が映えるように曇り空を青空への修正も行いました。
完成した画像を再びお客様にメールで送り、OKであれば、CGパースと共に光沢紙で出力をして、納品となります。
後日、建物の一部に設計変更が生じました。
そのような場合も、モデルの一部を修正するのみなのでそれほど時間はかかりません。
これがもし手書きパースだったら最悪の場合、書き直しになるところでした。
写真合成の方も、前回のカメラ・照明の設定が保存してあるので、それを利用して再合成します。
再び光沢紙で出力して、最終納品となります。
今回は建物正面のCGパースと写真合成のみでしたが、さらに側面・背面・上面・室内などの詳細画像や、Movieへの発展も可能です。
このように、一度モデルを作ってしまえば、様々な用途に使用できるのはCGならではの利点です。
▼CGモデル 全景パース
▼完成予想図(フォトモンタージュ)
▼合成前現況
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